クーラーレス

 部屋にはクーラーがありません。夏は扇風機、冬は赤外線ヒーターとコタツでしのいでいます。それでもなんとかなるもんです。
 考えてみると、夏の暑い時期・冬の寒い時期は仕事の繁忙期と重なるので、朝から夜遅い時間まで空調のきいたオフィスで過ごせるのです。寝に帰るだけの家にエアコンなんて必要ありますでしょうか。なければないで、汗をかいていれば済むのですよ。案外なんとかなるもんですよ。扇風機だって寝苦しい夜しか使わないし。
 しかし、夜に帰宅したときの室温はちょっと異常です。もわっとします。すぐに部屋中の窓をあけて換気するんですけれど、空気は割と簡単に循環してくれるんですがモノがそれぞれ温度を持っていておかしな感じです。何を触ってもほんのりあったかいんです・・・い、生きてる? みたいな。
 温度計内蔵の電波時計を購入したんですけれど、これにはメモリ機能みたいなのがついていて、通算の最高/最低温度を記録しておいてくれています。今日調べてみたら、最高が40度を超えていたのでびっくりしました。部屋に誰かいたら死ぬ。っていうかヘタな生き物でも死ぬんじゃあるまいか。
 ・・・そういえば、数日前に一度見たきりの、黒い悪魔こと「G」をあれ以来目撃していません。まだコンバットを設置していないのに。なんとなく合掌。この世の地獄って案外近くに存在する、ただ知らないというだけで。