おやま

　みなさんは「霧雨の音」を聞いたことがありますか？
　林を抜けて空の下へ戻ると、何か不思議な音がしました。遠くから響き渡るいく種類もの鳥の啼き声と、近づいてまた遠ざかっていく車のエンジン音。そのほかに、先ほどまで聞こえなかった音がします。木の葉を叩く小さな音、ひとつひとつはきっと小さな音なんですが、それが四方八方から幾百幾千幾万と重なって聞こえてくるのです。
　雨なのかな？と空に手をかざしても水の気配は感じられません。でも、空に目をやると、雨が白い筋となって降り注いでいることに気づきます。
　雨の音はとても優しいですね。静かに優しく包み込んでくれる音です。
　っていうか、雨降ってきたよっ！
　うん、昨日から「降るんじゃないかな？」って思ってたんだよね。ダイアリにもそう書いたしね。yahooの天気予報も雨マークだったし、めざましテレビの画面左上には豪雨のマークが出てたし。だから不安になって出社するなり聞いてみたんです。「今日は山に行くんですか？　天気悪そうなんですけれど？」
　「え？　そう？」「はい・・・ただの雨なら良いんですけど、ちょっと激しそうなんですよね・・・」「昨日の夕方に調べたときには曇り予報だったよ」同僚はパソコンで確認をとります。「あ！　雨マークに変わってるっ！　しまった書き換えやがったな」
　・・・必要に応じて随時情報を更新できるのがインターネットの長所かと思うのですが。
　「どうしますか？」「う〜ん・・・行きます！」・・・ですよね。山に行くためにこうして始業時間より一時間早く出勤している訳ですから。「まぁ逆に良いんじゃないかな？　晴れると暑くて大変だから」
　道中のラジオでは「夕方から雨の模様」とのこと。同僚は「俺の日ごろの行いかな？」なんて浮かれてましてツッコミの入れようもなかったんですけれど・・・昼前から雨降ってきたよ〜あなたの日ごろの行いもそんなものらしいよ〜。
　でも片道二時間をかけて来ているので「雨が降ってきたので帰ってきました」と簡単に言える雰囲気でもありません。雨の降る中、外で作業してきました。暑くはないけどテンションは甚だしく低かったです。
　今日のマメ知識。雨の日に苔の生えてるところを歩くと滑る。本当に容赦なく滑る。一回しりもちつきました。アザが出来なくて良かった・・・*1。

*1:先日まで謎のアザが一個あったんですよね。心当たりのない青アザがあるのって、なんか凹みます。