お仕事風景

 週末に紅葉狩りに行ってきた同僚がお土産を買ってきてくれました。紅葉の葉に衣をつけて揚げたお菓子です。早速いただきました。
 「・・・どうですか?」
  ん、美味しいですよ。
 「・・・ホントですか? ホントに美味しいですか? ビミョーじゃないですか?」
  え、そんなことないけど?
 「だって、はっぱですよ? はっぱに衣をつけて揚げてるだけですよ?」
  ・・・う、確かにそのとおりだけども。
 「わたし、去年もコレを買ってきたんですよ。そしたらみんな、美味しい美味しいって食べてくれて」
  え。だって美味しいし。
 「でも、美味しい訳ないじゃないですか、はっぱですよ? 絶対、みんな気を遣って美味しいって言ってくれてるんだって思って」
  ・・・おぅ。
 「それを証明しようと思って、また今年も買ってきたんですよ!」
  何が望みなんですか一体!?
 他の人たちがバリボリ音をたてて件のお菓子を食べてるのを眺め「ほら、みんなビミョーな顔じゃないですか?」 ・・・いや、硬くて噛みにくいだけだと思うよ。「○○さん、お菓子ごちそーさま」「ソレ、美味しかったですか? ホントに美味しかったですか?」・・・追及されて課長も困惑顔だ。
 「え、ナニ? なんか訳ありのお菓子だったの?」 なんかね、美味しくないと思って買ってきたそうですよ。「・・・そう、そりゃお気遣いどうも(苦笑」「え〜! だってはっぱですよ?」どうしても納得がいかない模様。
 っていうか、うちの会社の人たちは不味いものは「不味い!」とぶっちゃけるような面々ですけども、でもエヴリタイム飢え気味なので(笑)お菓子の貴賎は不問ですよ。なんていうか分が悪い(っていうのは意味が違うか。
 この様子だと、来年もまたこのお菓子が差し入れされる予感。