昔の話をきいた。

私「一緒に住んでると、たまにはケンカしたりするでしょ?ってよく言われるよ〜」
彼「ふーん。まぁ長いこと一緒にいれば、ケンカぐらいするよね」

「でも、ケンカしたら困るよね。大阪だから家出する訳にもいかないし・・・ケンカしたら彼氏くんを追い出すしかないよな」
「何も、ケンカしたからって、出てけ!とか、出て行く!とかってやる必要ないんじゃね?」
「ん〜〜〜、でも、ケンカしたらやっぱり距離を置きたくなるんじゃね?」
「そうかな」
「だってさ、子供の頃、親とケンカしたときトイレに立てこもったりしたもん*1
「あー。そういえば私も、親とケンカして五日間家出したっけな」

(゜Д゜)

「五日間て・・・五日? 四泊五日の五日?」
「うん」
「いつの話よ?」
「小学校五年ぐらいじゃないかな?」
「十歳ごろかよ! 夜とかどうしてたんだよ!!」
「夜は公園で寝た。Tシャツに足つっこんで寝た。すっっごく寒かった」
「ご飯は?ご飯は?」
「当時さ、エルマーとなんだかの竜って絵本があって。それを読んだらガムを持って旅をしてたんだよね。だから、ガムがあれば生きていけると思って、持ってた100円でガム買って食べてた」
ガムで何日生き延びられるんだよ。

「学校は?」
「ちょうど夏休みだったんだよね」
「そ・・・それで日中は普通に友達と遊んだりしてたの?」
「うん。お菓子とか分けてもらったりしてな」
「友達には家出のこと、話したりしたの?」
「別にフツーに。『お前やるじゃん』みたいな話をされただけ」

「でさ。警察に補導されて終わった」
「うーむ、よく家出少年だとバレたな」
「そりゃあね、朝の五時頃からコンビニでふらふらしてたからね」
「五時からふらふらしてるなよ(笑」
「野宿だからねー、眠りが浅くてすぐ目が覚めちゃうのよ。いつも眠くて辛いし」
「野生動物みたいだな」
「オカンがね、いずれ帰ってくるだろうと思って放置してたんだけど、三日たっても帰ってこないから警察に届けてさ。それで捕まったの」

この子にしてこの親ありだと思いました。三日間は放置してたんだ・・・ふ、普通は夜を越えたら何か行動起こすよね???
・・・・・・私たちの子供もその遺伝子をひいてるのかと思うと、ちょっと・・・いやかなり心配になるのでした。そこまでアクティブだと困るんですけども。

*1:自分の部屋などというものがなかったので、唯一立てこもれるトイレを選択した。30分ぐらいで飽きた。小学生の時分です。