玄関前

 住んでるマンション(?)の玄関先には、なぜか人が座るのにちょうど手ごろなスペースがあります。そのエリアに座ってるオジサンがいらっしゃいます。私の帰る時間はまちまちなのに、かなりイイ確率で座ってらっしゃいます。
 問題なのは、そのオジサンに隠れるようにして、常にワンコが伏せてることです。よりにもよってシーズー犬なのです。うぬぬ、実家でシーズー犬をゴロゴロ育成してるせいで、シーズーには目がないんですよムッハァ。
 いつもはそのオッサンを横目に見ながらマンションの入り口をくぐるので、シーズーの愛らしく無防備に投げ出された後ろ肢を見てハァハァしてるだけだったのですが、本日はそのオッサンの目の前を通過してみました。
 全体的に淡い配色で、ぬっぼーとした風体のシーズーでした。
 ニヤニヤしながらじーーーっとシーズーを見つめていますと、向こうもコチラに気づきまして「なんやお前は」みたいな顔して見返してきました。毛が伸びてるので目つき悪いです。しかも標準シーズーに比べるとかなり骨太な前肢をしてやがります。うっひゃあ超ラブい。実家のシーズーを思い出すなぁ。
 あんまりにもジロジロ見てたので、伏せの姿勢から立ち上がりこちらを見て2、3歩追いかけてきました。目つき悪いです。「何みとんのじゃー」っていう雰囲気です。オジサンも「こらこら」と苦笑い。
 近いうちにあのオジサンと仲良しになり、あいつを撫でくりたおすのが今の目標。