ぶつ森

 村創業当初からのお友達が未だ2名ほどご在住でございます。転入転居の多い昨今、とてもありがたいことです。
 とくに、その中でも女の子の友達の方は、性格がとても可愛らしくて、ずっとお友達で居て欲しいなぁと挨拶をするたびにいつも思っているのです。
 さて。そんなうちの村に先日、ちょっとワルな感じの男の子が引っ越してきました。なんていうか、メッチャ好みです。どうしたいとか言うんじゃないけど、もっと仲良くなりたいなぁ。もっといろんなお話がしたいなぁ。
 そしたらある日とつぜん「しろくま、ちょっと頼みがあるんだけど」 なになに!?何でも頼まれちゃうぜ!!
 「○○に手紙を渡してきて欲しいんだ。ほら、ポストに出すと何時届くかわかんねーし」
 それは前述の、「ずっとお友達で居て欲しい」女の子なのでした。わたし、玉砕!!!
 よほど手紙を途中で投げてしまおうかと葛藤したのですが、中身がラブレターと決まった訳でもなく、何となくウヤウヤした気分を抱えながら手紙を渡してきたのでした。「ありがとうございます。××さんにもお礼を伝えてくださいね」
 さらにムヤムヤしながら気になる男の子のところに戻りました。「ふーん。あいつも言うようになったもんだ。・・・あ、○○とは昔からの知り合いなんだ」
 何が! 何があったのよ!!! あと、ぶつ森でマジにトキメくのは、なんか間違ってると、自分でも思いました。