インフルインフル

 大阪では高校生が一週間の休学指導となったのに、これ幸いと遊び歩いているそうですね。「うがい手洗いすれば感染らないから大丈夫」「感染っちゃったら自己責任でしょ?」
 声を大にして言いたい、被害者のつもりでいたら大間違いですよ!
 あの「一週間の休学」というのは、もちろん高校での感染を防ぐためだとは思うんですけれど、もし万が一高校生が感染していたとしても、電車やバスに乗らなければ周りへの被害が抑えられる、というのも大きくあると思うんです。それを「私たちは感染らないように気をつけるから平気☆」みたいなこと言われるとなぁ。お仕事で電車・バスを使っている社会人の方にしてみたら「寄るな来るな感染ったらどうしてくれるんだ、こっちは『一週間の自宅待機』なんて簡単にできる訳じゃないんだよ」と思ってるんじゃないでしょうか?
 先週末からイベントの関係で、旦那さんの会社(大阪)から営業さんが何人か上京してたんですけれど。日曜の夜は私も呼んでもらって一緒に晩御飯を食べたんですけれど、その席上で東京支社の人が
 「明日からのイベントには、インフルエンザの人だって来るかもしれないよね。営業しなくちゃいけないからマスクをつけるのは無理だと思うけど、怖いよね〜」
 なんて話をしていて。
 いやいやいや、真に恐れるべきは、いま一緒のテーブルでご飯食べてる大阪本社の面子じゃないですか。みんな営業さんだから、電車や何かで人ごみを歩き回っている訳ですよ。どこかで菌をもらっていても、全然不思議じゃないんですよ。
 しかし、大阪メンバーも「ですよね〜」なんて笑っていて、そんなこと考えていない模様。一人マスクをつけて帰る私の姿に「あはは、しろくまさんだけ助かりますね」なんて言ってる。みんな、どこかまだ他人事だと思っているようなフシがあるんですよね。
 ところがどっこい。実家に顔を出したついでに妹と甥っ子に会ってきたんですけれど。あとで母から聞いた話によると、妹の旦那さんは私と会うのに良い顔をしなかったらしい。なぜならば私が大阪から来てるから。確かにヒマ人してるんで、電車に乗ったり梅田で映画を観たりと人ごみに揉まれる機会が散々あった訳なんですけれど、そんな事まで知らなくても「大阪から来てる人に幼い息子を会わせたくない」というのが心情なんですよ、世の中。
 まぁ、近いうちに感染が広まるか止まるかして、関西だけが白い目で見られることもなくなるんでしょうけれども。中から見るのと外から見るのでは違うなぁと思った次第です。