晴れた日は競馬場へ

shirokuma_x2009-11-12

 「晴れた日は競馬場へ」と、ちょっと小洒落た小説のタイトルみたいな感じで書き出してみました。舞台がイギリスのアスコット競馬場だったら、上流階級の社交場みたいな、おハイソなイメージなんですが、本日の舞台は兵庫県園田競馬場です。もちろん周りは尼崎のオジサマばかりです。いやぁ〜三十路女が一人でウロウロしてたんで、浮きまくりですわ。
 まずね、入場の仕方がわからない(笑。有料っていうのは見当ついてたんだけど、改札みたいなのはあるのに切符の自販機が「お得な回数券(11枚綴)」と「両替機」しかなくて。すっごく困惑してたら警備員のオジサンが助けてくれました。改札に直接100円玉を入れて通るようです。
 んで、必須アイテムの「出馬表」 実は入り口近くにあったんですけど気づかなくて、有料の競馬新聞買ってしまいました。450円、意外と高い。競馬新聞は何故か2種類あって、窓口のおばちゃんに「どっちにします?」って聞かれたんですけど、正直どっちがどうとか知らないので「見やすい方で」とお願いし、おばちゃんを困惑させてしまいました。ごめんよ。困惑顔を見て「えっと、売れてる方で」と言いなおし、競馬新聞もゲット。
 おばちゃんからしてみれば「見やすいも何も、見方わかるのかしら?」という気分でしたでしょうが、実は馬柱の読み方ぐらい知ってるんです! 中央競馬とか見てた時期があるんです、10年くらい前ですけども。しかし10年も経つと、好きだった馬、思い入れのあった馬の孫が走ってるんですよね・・・そんなに時代が変わってしまったのか(遠い目。
 さて。「競馬場へ行った」となれば、誰しも気になるのが「馬券収支」ですよね。私の馬券収支は・・・ふっふっふ、プラスマイナス0円でした! ギャンブルも宝くじも必勝法は「買わないこと」ですよ。
 大体、勝てそうな馬なんてさっぱりわからないんですもん。馬柱見ても、どの馬の成績もどんぐりの背比べ状態だし、パドック見ても、馬のコンディションが100点満点でも実力が伴ってるかどうかまでわからないじゃないですか。パドック見てて目につくのは顔が可愛い馬とか雰囲気が好きな馬とかで、実際にレースでもあんまし活躍してなかったし(苦笑。
 
 おっちゃん達は何を基準に馬券を買っているんだろうか。競馬予想はいわく、「始まる前は大学入試より難しく、終わってしまえば幼稚園入試より易しい」だそうです*1
 ともあれ、サラブレッドがじっくり見られて楽しかったです。返し馬も外ラチ沿いを走るので、もう目と鼻の先だし♪ レースも迫力でした。競馬中継とかで流れる「ドドドドドドド」って音を生で聞けたし、ムチの音も聞こえた。ムチの音は生々しかったけども(苦笑。
 
 園田競馬は基本的に火・水・木の平日に行われているようです。行く前は「平日に三日間もやるなんて、人がそんなに集まるのかしら?」と思ってたんですけど、意外と人多かったです。びっくりした。あくまで「意外と」っていうレベルですけどね。だから馬券も「的中者がいなければ全員に払い戻し(70%)」とかあるらしい。あとレースの優勝賞金が30万円とか書いてあったのでちょっと泣けた。それでは勝っても飼い葉代にもならないのでは? つくづく馬主というのは道楽ですね・・・。
 
 びっくりしたのが、自販機に「無料ドリンク」があったこと。無料ドリンクって言っても水やお茶レベルなんですけど、「オケラになった人が、水すら飲めずに倒れてしまうことがあるんだろうか・・・」と心配してしまった。そんなことはないですよね流石に。とりあえず無料のお茶をいただきましたが、体があったまって助かった。
 

*1:レース後になると「あの馬は短距離強いもんね」「あの馬は馬体重の減少が響いたよね」「やっぱりあの馬が勝つと思った」なんて話になるので。