旦那さんとの会話

 「・・・でさ、後輩の○○さん(男)の後ろ髪がミョーに長くて『ぶしょったい』から、注意してやろうと思ったんだけどさ」
 「うんうん」
 「そこで、もしかして『ぶしょったい』って方言? て思って、やめといた」
 もしかしなくとも!
 「ぶしょったい」はバリバリの遠州弁*1ですよっ!!!
 「標準語だと思うけど、まさか方言じゃないよね?」みたいな自信は、一体どこから来たのさ! 笑えてしばらく言葉が出なかった。
 「・・・それは遠州弁だよ、大阪では誰も使ってないでしょ? 私*2だって使ったことないもの」
 「えっ!? 県内ですら使われてないの!?」
 「うん。まぁ大学*3で友達から教えてもらったから知ってるけどね」
 「え!!! じゃあ『ぶしょったい』って言いたいときはどうするの!?」
 「『だらしない』かな?」
 「だらしないとは違うんだよ! あのさ、例えばシャツがズボンから出てるとき、それが今だけの話なら『だらしない』でいいの! でも朝からずーっと出しっぱなしなら『ぶしょったい』なの! そういう感じなの!」
 ・・・大学の友人も似たような事を熱弁していたので、なんとなくわからんでもない。
 「・・・見た目うっとおしいってか、ウザ〜ってなったら『ぶしょったい』だよね」
 「そうそう!そういう感じ!」
 「それは、標準語ではどちらも『だらしない』になると思うよ」
 「違うよ! 『だらしない』と『ぶしょったい』は違うものだよ!」
 知らんがな〜(笑。
 「そっか、『ぶしょったい』って方言だったのか。道理で○○さんに一度『その後ろ髪ぶしょったいなぁ〜、切って来なよ』って注意したとき、『すみません』って言いながら変な顔をしてた訳だ」
 ちょ・・・もう既に注意してるじゃないですか(笑。後輩くんもきっと、注意された内容は理解したものの「え? ぶしょ・・・何?」って思いながら生返事したんだろうな。いろいろと微笑ましかった。

*1:浜松エリア。参考wiki遠州弁形容詞

*2:静岡東部出身。

*3:浜松市内。