流産処置の比較

 全く需要がないと思うんだけど、個人的な記録として一応まとめ。
   個人:最初にかかった個人医院。院長先生はおじいちゃん
   不妊:現在もかかっているクリニック。先生は交代制で何名か在籍。
   総合:2回目にかかった総合病院。とても大きい。

  • きっかけ
      個人:ネット検索で最寄りだった。
      不妊:ネット検索で評判良し。通うのに便利。
      総合:地元在住の方のおすすめ
  • 流産告知
      個人:流産の診断後、細かい説明もなく処置台に乗せられたまま、いきなり手術の日程を決定するよう詰め寄ってくる。かなり強引に翌日の手術を推奨。オバチャン看護婦なんだけど、何ていうかこっちの心情まるで無視。よく言えば合理的思考なんだろうけど。
      不妊・総合:流産の診断後、診察室へ移動して現状と手術の必要性に関する説明。手術の日程について「明日明後日というのはちょっと・・・」と口ごもると「そうですよね。ただあまり遅くなると危険もありますから」とこちらの心情もはかってくれる。
  • 流産の前処置(出産経験がない場合、手術の前日に前処置が必要です)
      個人:比較的痛くなかった。さすがはおじいちゃん先生、経験の差でしょうか。
      不妊:その日の担当はおばちゃん先生だったんですが、これも比較的痛くなかった。あとでお礼言いたい気分になった。
      総合:若い女の先生だったけど、比較的痛かったorz。
  • 手術日程
      個人:手術当日の朝集合(時間厳守)
      不妊:手術当日の朝集合(時間厳守) 同伴者を強く推奨。「誰かつきそってもらえませんか?」とかなり食い下がり、「万が一の場合はお迎えを頼める人はいますね」との問いに答えてようやく納得いただく。
      総合:前日処理とセットで一泊入院。至れり尽くせりの生活は楽ですが、やっぱ暇。
  • 手術前
      個人:とくになし
      不妊:先生と助手で軽く雑談。よく言えば「和やかな雰囲気」だが、悪く言うと「大丈夫かなぁ」と軽く不安になる。手術の前に胎児の様子を再確認するんですが、痛い。直後に全身麻酔をかけてくれるんだけど「どうせなら先に全身麻酔を」と言いたかった(実際ほかではそうやってるし)。あと、他の病院では麻酔をかける際に一緒に数を数えるんだけど、ここでは先に酸素マスクをつけられてカウントさせてくれなかった。麻酔かかってるかどうか判定できるんだろうか、半覚醒のまま手術始まったらどうしようとか、すごくドキドキした。
      総合:入院のベッドからストレッチャー移動。手首に名札をつけられて、道中三回くらい名前を聞かれました。素晴らしいマニュアルだと思った。
  • 手術後1
      個人:麻酔から覚めるときバッドトリップした。今でもあれは臨死体験だったんではないかと思ってる。
      不妊:個人ほどではないけれど気分悪し。でも「かかりやすくて覚めやすい、優秀な患者さんですね」とほめられた。
      総合:驚くほどはっきりと目が覚めた。気持ち悪い「半覚醒状態」がほとんどなかった。よくわからないけど、麻酔医という人がいたのかもしれないと推測。
  • 手術後2(麻酔が完全に切れるまで2時間くらい寝てから退院する)
       個人:手術後に出血があるためガーゼを挿入されてたんだけど、それを処置台で取り出してから退院。
      不妊:同様のガーゼをそのままにして退院。「19時頃、自分で取り出してくださいね」と言われたんだけど、自分でやったら気持ち悪かったよ・・・orz。
      総合:ガーゼ処置をしなかったらしく、退院準備で着替えてたらベッドが血の海(!!!!) おねしょマット的なものがあったので、病院でも承知の上のシーツ被害なんだけど、申し訳なく思った。
  • 胎児のじゅう毛染色体検査(流産の原因が胎児にあったのか否かを調べる。調べても今のところ対策のうちようはない)
      個人:スルー。そんな検査があることも告知なし。
      不妊:料金がかかることを説明。旦那さんと相談してお願いすることにしたんだけど、クリニック側の不手際でやってなかった。聞いたら、処分しちゃったからもう無理なんだよね〜、でもお金を取った訳じゃないし、ごめんね・・・みたいな空気が流れた。この件以来、旦那さんは転院しろと当然のごとく主張してるんだけど、通いやすさと雰囲気の良さで続けている。でもやっぱ、あらためて考えてみると問題ありありだよなぁ。
      総合:言わずとも検査していたらしく、「今回は胎児側に原因がありました」と説明あり。

 金銭的な違いは把握してません(そこが一番重要かもしれんが)。あくまで自分がかかった3病院だけの比較なんで、全然一般的じゃないと思います。どこも一長一短があるけど、今回自分が選んだのは不妊クリニックさんでした(今でこそ順調な妊娠生活送っているけど、選んだ当初は流産する気満々(?)だった)。
 純粋な条件比較だけでなく、今までのカルテもあって現状を一番把握してくれてる安心感で選んだ訳ですけど、こうして同じ手術を比べるだけでも病院によって様々、病院選びって難しい問題だなって思いました。理想を言うと、不妊クリニックのような暖色系の暖かな病院でスタッフの方達もフレンドリーで、総合病院のように安全管理や危機管理がしっかりしていて、先生は個人クリニックのようにベテラン*1だと素晴らしいです。

*1:実はここの先生は以前に母体の命に関わる誤診をやらかしたというウワサを聞いて、それで行くのを辞めたんですけど(苦笑。