シソーノーロー

 昨年来よりまめまめしく通い続けていた歯医者さんですが、ようやく「これで終了にしますね。おつかれさまでした」と言われました。よかったよかった。
 何で通っていたのかと言うと、まぁ軽度のシソーノーローだった訳なんですけれども(落涙)、治療方法って言ってもドギャーン的なものがある訳ではなく「歯石をとって歯の周りを清潔にして、歯茎が復活するのを待ちましょう」っていう、自己治癒力に頼るしかない訳で。それも「ここで頑張らないと、××年後には自分の歯がなくなりますよ」っていう、何気に瀬戸際、なのに頼れるのは自己治癒力だけ?みたいな。そんな展開だったんです。
 ・・・まぁ、要は「自分の歯が大事だったら丁寧に歯磨きしてください」という話なんですけどね(汗。小学生レベルの指導を受けてます。
 そんなわけで、歯医者さんに行っては経過をチェックしてもらって歯石を除去して「これで一ヶ月ほど様子を見ましょう」っていうのを数回繰り返していたんですけれども、どうも状況が好転しなかったようで。昨年末の受診時には、
 「見える範囲の歯石は除去したんですけど・・・」
 「これで歯茎が戻ってこないようなら、歯茎の内側にも歯石が溜まっている可能性が出てきますね」
 「次に来たときに歯茎が戻ってきてなかったら、麻酔をかけて歯茎を切って、隠れている歯石を除去しましょう」
 「お正月だからって気を抜かないで、しっかり歯磨きしてくださいね」
 などと言われ、「正しい歯磨きの仕方」なんていうものをあらためて指導されて、歯茎を切る恐怖と戦いながら年末年始を迎えたのでした実は。
 しかし、恐怖に震えつつ歯磨きに邁進した結果、歯周ポケットの深さ(多分)が全ての歯において3ミリに復帰しており*1「正直、こんなに良くなってるとは思いませんでした。びっくりしました」というお言葉をいただけました。やれば出来る子なんです! 夏休みの宿題は最後の三日で追い込むタイプなんです! ・・・っていうか「正しい歯磨きのやり方」とやらを初診時に教えてくれればよかったんじゃないですか?*2
 という訳で歯医者さん終了です*3。おかしな話なんですが、そこの歯科診療所の雰囲気は結構好きで、まんまる笑顔のセンセイも大好きだったので、卒業と言われるとなんだか寂しい気もします。オトナになって歯医者さんを好きになる日が来るとは思わなかった。
 これからは歯茎の健康に邁進せないかんな、って思いました。ピンク色でツヤツヤの歯茎とか一見健康かなって思うじゃないですか。でもそれは「腫れてる歯茎」であって、実は既に危険信号点滅中なんですって。腫れてるから鮮やかな色になって、パンパンになってツヤツヤしてるんですって。本当に健康な歯茎はどちらかというと暗い赤で、ザラザラとしてるのが正解らしいですよ。言われてみれば確かに。

*1:前回は、奥歯部分に4ミリの箇所が幾つもあり、センセイの眉をひそめさせていたのです。

*2:30すぎて今更ですがorz。

*3:半年後ぐらいにまた来てねと言われましたけども。