先日、彼氏が一時帰宅したときのお話。
 いっつも私を大切にしてくれる彼氏くん、いつものように優しい言葉をかけてくれたので、
 「私もね、私もそう思ってるんだよ!」
 って言ったんです。彼氏くんが曖昧に微笑んでるから「ホントにホントに。私だってね・・・」って二度三度繰り返して力説してたんです。
 そしたら・・・「どうした、しろくま、大丈夫か?」って彼氏くんのリアルの声が。半覚醒状態で目をあけると私たちは布団の中にいて、横で寝ていた彼氏くんが軽く起き上がって心配そうにこちらを見てます。ややや、さっきの力説ぶりからするとリアルに何かを熱弁していた可能性が高いではないか。
 「ん・・・ごめん寝言いってたかも」とだけ返答して、睡眠時間が勿体ないので(笑)そのまま寝なおしちゃいました。
 さて翌日。彼氏くんを送り出してしばらくしてから昨夜の寝言の件を思い出しました。夜中に突然ぶつぶつ口走り、最後に「寝言いってた」で締めるなんて、この一連が寝言だと思われたら恥ずかしい! ちゃんと覚えてるよっ!ってことをアピールするためにメール。

 「昨晩寝言を言って××くんを起こしたよね? 思い出して恥ずかしくなってきた・・・」
 「ええ、寝言?覚えてないよーおけおけ」

 ほう、ぶつぶつ言ってたと思ったけど、何も言ってなかった模様。セーフ。
 数日後、顔をあわせる機会があったので、「ホントに寝言いってなかった? これこれこういうシチュエーションだったんだけど」と状況説明をしたところ
 「え、何それどういうこと?」「俺、全然知らないんだけど」
 ・・・ということは。
 ・・・・・・夢を見てるところを起こされたというのも夢だったのか!?
 夢オチかよ。