関西弁
会社でお土産にいただいたピーナッツ入りのお煎餅を食べていたら、隣の席の人が「あ、おまめさんが入ってるんや」とつぶやきました。この人が30半ばの男性で、オッサンとかいう雰囲気ではないんだけどイイ年した大人な訳で、そんな人が「おまめさん」なんて言うもんだからついつい吹き出してしまいました。「『おまめさん』って言うんですか?」
「え・・・言わない?おまめさんって」
「言いませんよ(笑い顔」
「じゃ、これのことを何て言うの?」
「ピーナッツ?」
「そりゃピーナッツだけど・・・豆のことをまとめて『おまめさん』って言わない?」
「まとめて呼ぶことはあんまりないけど、言うときは『豆』って呼び捨てにしてますよ」
「そうなの? 『おまめさん』って言わないの!?」
言わないさ。
「関西の人って、アメのことも『アメちゃん』って言いますよね」
「言わないの!?」
言わないよ。っつーか、そこで驚かれるとは、こちらが驚きだ。
ほかの人に聞いたら「『おまめさん』ねぇ・・・言わんこたないけど、よう言わんなぁ」とのこと。そこでふと気づいたんですけど、隣の席のオニーサンは何気に、「関西弁をしゃべるんだったら、こういう言葉を覚えたい!」という私の憧れの見本みたいな感じなんです。「お客さんがいらっしゃってる」を「お客さんがいてはる」みたいな感じで。どこの出身なんだろうなぁ聞いてないや。