今日の妊婦

 ツワリもだいぶおさまってきましたが、相変わらず食欲が戻ってきません。二ヶ月以上も食欲不振な生活を送っていたので、胃が縮んでいるのかもしれません。妊婦は太るものですが、太る自信が全くないし、「食べても食べてもお腹すいちゃて♪」という気分になれる気がしません。現在の体重は、おおよそ平常時どおり(つまり増減なし。
 最近になってようやく毎日体重をはかる習慣をつけたのですが、読み上げた体重を聞いた旦那さんが血相を変えて「大丈夫なの!? もっと太った方が良いよ! パブちゃん*1が可哀相だよ!」と飛んできました。
 あのね、今はそういう何でもかんでも太ればいいってもんじゃないの。とくにつわりが治まった今の時期に「太らなくっちゃ!」って頑張って食べちゃうと、太りすぎてあとが大変なの。病院でもカロリーの取り過ぎに注意して、和食中心のメニューでバランスよく食べるよう指導されてるの。1週間で250g、一ヶ月で1キロ、生まれる頃にプラス8キロ程度に抑えるのがベストなんだよ。
 そんな感じで説明したところ「でも・・・やっぱちゃんと太らないとパブちゃんが可哀相じゃないかな・・・」と呟いてました。こんなとき男親は非力です。
 しかし、今日届いた妊娠情報メールによると「以前は『+8キロまで』というのが一般的でしたが、お母さんがしっかり太らないと赤ちゃんにも栄養が届きません」とありました。結論を言えば「+7〜9キロがベストです」ということだったんで、私が病院でされた指導で正解なんですが、太った方が良いという事で言えば旦那さんの意見どおりのようです。なんてったって、現在まったく体重増えてないしな。ごめんなさい。
 ところで妊婦の常識というのも、時代にともなって結構変化しているようですね。以前に旦那さんが「○ックオフで100円だったから」と購入してきた「家庭の医学〜妊婦版」みたいな本、20年前が初版になってたんですけど、

 Q.お酒を飲んでも大丈夫ですか?
 A.寝付けないときに、寝酒代わりに軽くたしなむ程度なら問題ないですよ。酔いつぶれて記憶をなくすまで飲むのは、妊娠中でなくても問題ですね。

 みたいなやりとりが書いてあって、こんな怪しい情報を平気で載せる本なんて信用できない、むしろ害毒だ!と騒いで「マタニティブルーだね」と呆れられたことがあります。だって今の世の中、妊婦の飲酒なんてカンペキNGじゃないですか。たった20年前は許容されてたんだなってことが驚き。親世代とは常識が違う、みたいな話も聞きますが、なんか納得してしまいました。

*1:お腹の中の赤子。