今日の妊婦

 旦那さんは引き続き命名作業に腐心しています。一段落ついたところでふと「これで女の子が生まれたらどうしようね。なんにも考えてないや」とのんきに笑います。
 私「あ。女の子の場合は考えてあるから大丈夫。ほら」(携帯のメモ帳にある候補一覧を見せる
 旦「・・・・・・『子』のつく名前ばっかりじゃん。こんなのやめた方がいいよ」
 私「え〜!! 女の子の場合は私が考えるって話だったでしょ?」
 旦「そうだけど・・・でも、候補はしろくまさんが決めて、相談して決めるってことでしょ?」
 私「(しまった)でもさでもさ、私は旦那くんが決めた名前を聞いて『いいよ』って賛成して、それで丸く収まってるでしょ? 旦那くんも私の決めた名前で『いいよ』って言えばいいじゃない?」
 旦「え〜、俺だって女の子の名前決めたいよ!」
 私「我がまま言わないでよ。男の子の名前は旦那くんが決められるんだから」
 旦「じゃあ、男の子の名前はしろくまさんが決めていいから!」
 私「やだ」
 女の子の場合、夫婦の意見が真っ向から対決することが目に見えていたので、あらかじめ男の子の命名権を旦那さんに差し上げることで女の子の命名権をゲットしてた訳ですが。「そ・・・そうだったの!?」と旦那さんがショックを受けてました。しまった黙っておけば良かったか。
 「いいじゃん、どうせ生まれてくるのは男の子なんだしさー」と投げたところ、旦那さんは先日のエコー検査の模様を録画していた動画を再度見直し、先生の「この見え方は男の子ですね」という言葉を聞いて心の安定を取り戻したようです。「もうずっと男の子だけでいい! 二人目も三人目も男の子にするからいい!」だそうな。男女を決める遺伝子は旦那さん担当だから好きにしていただいて結構ですが、しかしそこまで『子』のつく名前を毛嫌いしなくてもいいのになぁ。