今日の妊婦

 「ドグラ・マグラ」という小説があります。ミステリーの分野では有名な本で、いつかは読んでみたい作品でもあります。しかしまだ読んだことがありません。なんとなく怖いからです。
 そんなある日、iTunesでこの作品を朗読しているデータを発見しました。詳しくはわからないんですが、ポッドキャスト、というものです。無料だったのでそれをダウンロードしてみました。雰囲気たっぷりに朗読されると怖い、怖いけど内容はなんとなくわかりました。おそらくポッドキャストで配信されているものは序章くらいだと思いますが、そんなに怖がらなくても読めそうな気がしてきました。

ドグラ・マグラ (上) (角川文庫)

ドグラ・マグラ (上) (角川文庫)

ドグラ・マグラ(下) (角川文庫)

ドグラ・マグラ(下) (角川文庫)

 てな訳で、幸いブックオフに上下巻とも置いてあったので手にとりました。怖くなんかない・・・とか思ってたんですが、裏の作品紹介に「読む者が、一度は精神に異常をきたすと言われている作品」と書いてあるのを発見。そうだよ、それで以前も棚に戻したんだよ。妊婦が精神に異常をきたしたら大変ですので、今回もやっぱり静かに棚に戻したのでした。
 いやいやいや、言っても誇大宣伝だと思うんですけど。しかし誇張表現も行き過ぎると客を逃すなぁと思った次第です。誇張表現じゃなかったら怖いけども。